暮らし自由。自在空間の間取りの家「プラマイチ」

暮らし自由。自在空間。プラマイチ
プラマイチロゴ そもそも間取りって必要か?

そもそも、間取りって必要か?
間取りとは、住宅の部屋の配置のこと。3LDKや4LDKなど数字とアルファベットで表現されていますよね。例えば4LDKであれば、リビングとダイニング・キッチンの他に4つの居室があるということ。
最適化と思う間取りを提案したところで、暮らし方や家族構成などが変わったら、それに合わせて間取りにも可変性を持たせてもいいよねって、話が出たのが今回紹介する自在空間の家「プラマイチ」です。「プラマイチ」の家では、間取りの変更をリフォーム工事ではなく、住人が簡単に変更できるようにしています。これが他の建物と異なる特徴です。

プラマイチロゴ まずは基本の入れ物を考える

可変的な間取りの住宅を提案する前にまずは外側を決めます。中の間仕切りはその後に考えるようにします。何もないところで考案するのもなんですから、ベースの間取りを決める際の想定は以下のようにしました。

1.居室以外の空間(水回り)はひとつにまとめる
2.各フロアは基本ひとつの部屋にする
3.接道は北側、面積は約35坪程度にする

プラン案01<プラン案01> 
1階にLDK、2階も一部屋という1LDK
水回りは効率を考え集中して配置
プラン案02<プラン案02> 
プラン01と逆階層
採光を考慮し2階にLDKを配置
プラン案03<プラン案03>  
2階にLDKを配置
バルコニーの位置を南西側にしたプラン

プラマイチ プレーン初案は3つ。
01案以外の2つは2階にLDKを配置しています。これは想定した敷地形状だと採光等で有利になるという配慮のもの。北側道路で建物の東側に駐車場を配置することを勘案すると、やはり2階にリビングがあったほうが良いのでは…という判断です。

2階にLDKがあるのは02案と03案です。
03案はバルコニーが南側にあります。実は仮想した敷地は実在するものをモデルにした為、現地では南側に敷地の境界の際まで隣家が迫っているということもあって、今回は候補から外すことにしました。また、02案にはキッチンの横にパントリーがあるのがLDKを中心にした可変性の間取りというコンセプトとしては一番融通が利きそうだと判断しました。

結果、建物の東側にバルコニーを配し2階LDKの間取りであるプラン案02をベースとしたもので、進めて行くことにします。

プラマイチロゴ 可動式の間仕切り収納でゾーニング
基本の入れ物が決まったとしても、ワンルームの状態で使用することはできません。空間に役割を持たせてゾーニングをしたり、プライバシーを確保するために閉鎖された空間も必要です。

ただし、通常の建物のように壁を造作で作ってしまうと、今回のテーマである『間取りに可変性を持たせる』ということは難しいです。そのため「プラマイチ」では、可動式の間仕切り収納を採用することにしました。

可動式の間仕切り収納<間仕切り収納 設置イメージ>

可動式の間仕切り収納<4つ並列で独立した二部屋に>

可動式の間仕切り収納<2つ並列で緩やかに分けた空間に>
上の画像のような間仕切り収納は、高さが天井まであるため、壁のように空間を区切ることができます。また、配置の仕方によっては袖壁のようにして緩やかに空間を分けたりもできます。収納の下部にはキャスターがついているので、移動も簡単にできます。つまり、文字通り間取りを自在に変更できるということです。
使用する間仕切り収納のイメージ間仕切り収納イメージ
プラマイチロゴ ライフステージに寄り添った3つの間取り

家を買う・建てるきっかけを考える際に最も重要な要素は、結婚や子どもの誕生といった出来事かもしれません。その後、子どもが巣立ち、夫婦ふたりになることや、老後の生活スタイルの変化などに伴って、住まいの間取りも変化させることが望ましいでしょう。
そこで、私たちはライフステージを3つに分けて設定し、それぞれに最適な収納壁の配置を考えました。

ライフステージイメージ図

プラマイチ プラン 家族4人ステージ01 夫婦+子ども2人プラン
ステージ01は、夫婦+子ども2人のファミリープランです。
こちらは建売住宅の間取りの中では、最も多い家族構成を想定しています。


1階は24帖のスペースの中に、収納壁を2箇所設置して2つの個室と夫婦用のメインベッドルームに分けています。収納壁は個別に動かせるため、必要に応じて各空間の広さを調整することもできます。

2階にあるLDKは家族が集まる空間なので、20帖のまま使用することにします。収納壁は意図的に間仕切りには使用せず、部屋の隅などに配置して壁に取り付けた収納スペースとして活用しています。

プラマイチ プラン 夫婦2人ステージ02 夫婦2人プラン
ステージ02は夫婦2人のプランです。
夫婦2人で想定させるケースとしては、はじめから子どもがいないDINKs(ディンクス)などもありますが、こちらの場合は子どもが巣立って夫婦2人になったケースになります。

1階の子ども部屋や主寝室は基本的にそのままの配置ですが、子どもが帰省してきた際に使用します。孫の遊び場にも使うのもよいでしょう。また、納戸として活用したり、趣味の部屋としても利用することができます。

2階のLDKは、二人暮らしには20帖よりも充分な広さですので、収納壁の一部を袖壁状に配置し、夫婦の就寝スペースとしました。壁や扉で完全に独立させていないため、圧迫感や閉塞感を感じることなく、階段の上り下りからも開放感のある短縮動線のプランとなっています。

 

プラマイチ プラン 老後ステージ03 老後(介助/介護・同居)プラン
ステージ03は、老後のプランです。
夫婦のうちどちらかが介助や介護を必要とする場合を想定しています。この時期になると、自立生活が難しくなる場合もありますので、子世代との同居も考慮したプランとなっています。

1階はベッドルームとしました。収納壁で完全に区切るのではなく、セミオープンな空間としています。奥のスペースは、本人が利用するセカンドリビングとなります。

2階のLDKは、同居する子世代が暮らす空間にすることも考えられます。収納壁で区切って居室を一つ設けることも可能ですし、図のようにダイニングの横に畳を設置し、和室の空間とすることも考えられます。

プラマイチロゴ 外観デザイン&カラーテイストは 3つのスタイルで

建物の外観のカラーは、ブラック、グレー、ホワイトの無彩色の3トーンで統一しました。内装のデザインも同様のスタイルで提案しています。想定した土地のロケーションから、マイカー所有を前提にして建物の東側には駐車スペースを確保。車を置かない場合は、庭として利用してもよいでしょう。
外構はシンプルなオープンタイプ。道路に面した窓は植栽で目隠しをし、玄関ドアも正面から家の中が見えにくいように壁を立ち上げました。また、ポストなどを壁に設置して物件全体のイメージを整えています。

外観パース 黒スタイル01 ブラック・テイスト
木目柄の床やブリックの壁面に、アイアンや壁紙のブラックを組み合わせたインダストリアルスタイル。
最近のトレンドは、異なる素材のミックスです。木目やブリックは自然素材であり、アイアンやガラスは無機質な素材です。その上に植物やカラフルなファブリックを追加して、ほっこり感を演出します。
ブラック内装<ブラック・テイスト イメージ> ブラック内装<ブラック・テイスト イメージ> ブラックテイスト<ブラック・テイスト イメージ>
外観パース グレースタイル02 グレー・テイスト
シンプルモダンをキーワードに、グレー基調でトーンを合わせた淡い木目を床や壁に配置。アイアンやブリックなどのブラックやブラウンで異素材ミックスしアクセントを加える。
全体をシンプルにせず、リビングの照明にシャンデリアを取り入れるなど、一点を豪華にするのがトレンド。

グレー内装<グレー・テイスト イメージ>

グレー内装<グレー・テイスト イメージ> グレーテイスト<グレー・テイスト イメージ>
外観パース ホワイトスタイル03 ホワイト・テイスト
白を基調としたナチュラルモダン。白に加え、ペールトーンと木目を組み合わせて落ち着いた空間を演出。
フレンチシャビーに近いテイストであり、アイアンなどのブラックをアクセントに取り入れるのがトレンドです。
ホワイト内装<ホワイト・テイスト イメージ>  ホワイト内装<ホワイト・テイスト イメージ> ホワイトテイスト<ホワイト・テイスト イメージ>
プラマイチロゴ もう間取りに縛られない
プラマイチ イメージ今回の提案は、変化するライフスタイルに柔軟に対応するための方法を考えることから生まれました。

上記では3つのケースをサンプルとして挙げましたが、趣味に生きる一人暮らしや、子ども6人の大家族など、さまざまな生活スタイルに合わせることが可能です。これまでは暮らし方を間取りに合わせる形でしたが、今回の提案では間取りが暮らし方に合わせる建物を実現しました。
自在空間の家「プラマイチ」は、まさに間取りに縛られない自由な空間を持つ家と言えるではないでしょうか。


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