分譲住宅の参考プランを考える コンセプト編

Chapter.01 想定されるお客様と建物のコンセプトを決める

しあわせ住まいの座談会竹田(広報) 以前ブログでも書きましたが、現在所沢市内で大型の分譲地が企画されています。弊社でも以前建物の意匠に特徴を付けて、建売住宅を販売した実績があります。

山川(広報) 川越市でやったサントリーニ風。ギリシャのサントリーニ島の街並みをイメージして、白い外壁にブルーをアクセントにして洋風住宅に仕上げたもの。同じテイストの建物が並んでいるのは壮観だった。

竹田(広報) 今回の分譲地にあたっては、売地として販売することになるとは思うけど、参考プランはあってもいいですよね。せっかくリアルな敷地のイメージがあるのだから、仮想であってもこの場所に建てる住宅の提案はしてみたい。

区画図山川(広報) こちらが区画図。最寄り駅からは徒歩22分。参考プランを入れるとしたら10番…ですね。面積は127.00㎡、接道は西側になります。

古田(設計) レイアウトは北側か西側に玄関。駅からの距離を考えると駐車スペースは必須でしょうね。南側は水路で開けているので陽あたりは問題なさそうだ。

野原(営業) 駅から徒歩22分なので、駅周辺の商業施設へのアクセス等の利便性の訴求はしにくいですね。周辺は畑などもあってのんびりした印象だから、都会的というよりは牧歌的な良さを建物に繋げられたらいいと思う。

中西(コーデ) 現地は確かにいい意味でのんびりとした印象。住宅を建てるとしたら、どちらかというと和の雰囲気のほうが、周囲の景観との親和性が高いといえます。

竹田(広報) まず最初に想定されるお客様のイメージを決めたいです。分譲地の参考プランということであればペルソナの設定は必要ですよね。どんな人が住むのか?ということで…。

野原(営業) 周辺の物件を購入されたお客様をもとに考えてみると、30代から40代の共働き。子どもは小学生が二人かな。夫婦共に会社勤めで世帯年収は1,000万円くらい。

古田(設計) 休日は家でゆっくりしたい派。モノにはこだわる。外食を楽しむのが好き。でもコロナによって、今は外より家飲みが多くなった。お酒なら日本酒と焼酎が好き…。

山川(広報) 一次取得者の平均年齢が注文・分譲ともに30代後半なのでボリュームゾーンですね。駅からの距離を考えると駅前繁華街の居酒屋よりは、自宅での家飲みはアリかもしれない。

中西(コーデ) 家でゆっくりしたい…というのなら、自宅で過ごす時間が長くなるので、その分快適さなどを求めるでしょうね。癒やしとかをテーマにするといいかもしれないです。

野原(営業) 癒やしで和といえば、古民家風かな?でも分譲地の参考プランの提案だとしたら、あまり尖り過ぎないほうが間口は広いですよね。

古田(設計) 少し寄せて和モダンでもいいですけど、せっかくなので、もうちょっと個性というかスパイスが欲しいかな。

京町家イメージ画像山川(広報) 京町家とかどうです?完全な京町家ではなく和モダンの中に京町家のテイストを入れつつ…。

野原(営業) 京町家スタイルの和モダンで、京町モダン。いいと思う。モダンということで、京町家デザインに囚われすぎず、新しい提案も組み入れて。

中西(コーデ) 京町家デザインのエッセンスやアイコンを取り込んだ和モダン住宅ということですね。

山川(広報) コンセプトは『京町モダン~これまでとこれからを繋ぐ住まい~』とか?これまで→京町屋、これから→モダンという紐付けです。

竹田(広報) 建物のテーマが決まったので、今回はひとまずここまでとしますか。

古田(設計) 今後は設計課の福島さんも加えて、建物の仕様を掘り下げて行きたいと思います。

竹田(広報) そうですね。それでは皆様お疲れさまでした。

 


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